小田急線玉川学園前駅で下車し、線路づたいに少し新宿方面に戻ると、道路は自然に玉川学園正門にぶつかる。町田市玉川学園、ここは学園とともに開発され、学園とともに成長してきた街である。玉川学園の創立者の小原國芳・信夫妻は、創立当初から玉川教会の教会員であった。

1937年 加藤俊平・徳さん夫妻方で家庭集会が始まった。その2年前、加藤さん一家は、朝鮮から引き揚げ、この地に住むようになった。2人は小石川原町教会の教会員であったが、玉川学園中等部に在籍する博さんほか、学園塾生に何とか福音を伝えたいとの願いから始めたのである。
1947年1月28日 加藤邦雄牧師を兼務主任として教会を設立した。集会場所は、加藤さん宅。その後は、学園の施設を利用させてもらった。
1952年 第2代、子島友熊牧師が就任。
1954年 第3代、斎藤冽泉牧師を迎え、駅前の25坪の借地にかわいい教会堂を建て、一同心を合わせて伝道に励んだ。
1966年 第4代。渡辺正男牧師着任。渡辺牧師は、近くにある農村伝道神学校で教鞭を執る傍ら、兼務の形での牧会であったが、この時代に現会堂が建築され、教会としての組織が整えられたといえる。
1975年 第5代、島田勝彦牧師が就任。島田牧師は、これまでの教会の歴史の中で、初めての定住牧師であった。島田牧師就任9年目に牧師館がようやく建築された。島田牧師の時代に、創立当初からの教会員が次々と召天。島田牧師は、これからの教会を背負って立つ次の後継者を育てたいという祈りから青年伝道に力を入れられた。

1979年夏、島田牧師は青年達を連れて会津地方に第1回青年伝道キャラバンに出かけた。無牧の教会、伝道が困難な教会などで証しをしたり、人形劇、歌、踊り、ゲームなどをしながら子ども会を開き、キリストを伝えていった。この時の青年の中から2人の献身者が出た。その後も、この青年伝道キャラバンを通して、数人の献身者が出た。彼らは、現在、日本各地で牧師として神様のためによき働きをしている。

1990年 青砥好夫牧師を第6代牧師として迎えた。教会におひさま文庫が開かれ、次世代をになっていく子ども達への伝道に力を入れた。
2001年 竹澤知代志牧師を第7代牧師として迎えた。竹澤牧師は、礼拝を守ることを何よりも大切にして牧会を続けている。
2018年 4月 衛藤満彦牧師を第8代牧師として迎える。